ウレタンクリアーについて ②
どーもっ!アトリエ ピンクバレット の國光です。
今日はまた少しウレタンクリアーに関する記事を書いておきます。
興味が無い方には全くおもしろくも何ともない記事になります。
文章だけというのもちと地味なので、嫁と散歩がてら近所の桜を見に行った時に撮った写真でもUPしておきます^ ^
あいにくの空模様でしたが綺麗でしたよ(^^)
では本題に入りましょう…
以前グシオンの記事で少し触れましたが、ベース塗料がラッカーの場合ウレタンクリアーは一度硬化した後に重ねて吹く事ができません。
正確に言うと、出来なくは無いですがかなりの高確率で失敗します。
どういう風に失敗するのかと言うと、縮みが起こって悲惨な事になります。
俗に『湧く』と言われる現象ですね。
原因は大体分かるんですが、100%そうと言える確信も無いし、長くなってしまうのでここでは『再液状化』とだけ言っておきます。
ウレタンの吹き方や乾燥時間の調整などで対応できるにはできるんですが100%大丈夫と言う訳にもいきません。
なのでラッカーに対するウレタンコーティングは基本的に後から修正出来ない一発勝負と考えた方が無難です。
ベースカラーにカスタムペイント用のアクリル塗料を使うか、逆にラッカーか水性でコーティングすれば良いだけの話なんですが、プラモに対する密着性はラッカーが最強だと思うし、コーティングはウレタンが最強と考えてますので欲張りなボクはどちらも使いたいのです。
相性は悪いコンビですがうまく仲を取り持ってあげさえすればプラモ塗装最強のコンビとなってくれます。
ただ、使用するにはある程度本格的な換気設備や道具を揃える必要があるので、一般的な家の部屋で吹くのはちょっと厳しいと思います。
それとクリアー塗装に関する『情報』についてのお話になりますが、プラモデル関連の掲示板等で「塗装した後のインターバルは何日か空けないといけない」だとか、「雨の日は吹けない」とかって事をよく目にしますよね?
結論から言うとそんな事はありません。
エアブラシ塗装に限定して言うとその日の内に吹いても問題ないですし、ちゃんとドレントラップを通していれば雨の日に吹いてもほぼ問題ありません。
正確に言うと、『適切な対策をした上で適切な吹き方をすれば当日吹こうが雨の日に吹こうが問題無い』と言う事になります。
ただしそれは対象がプラモデルや携帯カバーなどの小さい物の場合で、面積が広い対象物になるとまた話は変わってきますし、条件によっても変わってきます。
例えば”雨が降っている寒い日に塗装して、続けざまにクリアーを吹く”というような事はお勧め出来ません。
時間がたっぷりあるような人は日にちを空けて湿度の少ない日に吹くのが1番無難ではあると思います。
本格的にプラモデルを作り初めてまだ4〜5ヶ月くらいの自分ですが、ネットで色々調べたところ、すでにいくつかおかしな情報が広がっている事を知りました。
今の時代はネットであらゆる情報をすぐに調べる事ができますが間違った情報も多々あります。
誰かが言った事を正しい情報だと勘違いして間違った情報を発信、それを見た誰かが更に同じように発信、そうして正しく無い情報があっと言う間に広がります。
塗装のように、白と黒では決めれないものは世の中にたくさんあります。
スミ入れに関してもそうですし、今回書いたクリアー塗装の情報もそうですね。『間違っている訳では無いけどそれが正しい訳でも無い情報』が多いです。
例えネットでダメと書かれていたとしてもやっぱり自分で色々試してみて自分の目で確かめるのが1番信頼性がある情報となりますし、それが自分の財産になると思います。
自分は周りの情報や誰かの価値観などに流されないよう、自身の経験に基づいた情報や自身の正直な感情などをブログの記事にして行きたいと心掛けています。
まぁある意味かなり自己中心的なブログと言えるかも分かりませんねf^_^;
今回の記事の内容に関しても自分の経験に基づいた情報ですのでご安心下さい^ ^
昨日クリアーの強度に関するちょっとした検証をやってみましたので、また時間がある時にでも記事にします。
ではまた( ´ ▽ ` )ノ
エアブラシ&ガンプラの事はアトリエ ピンクバレットにお任せを(`_´)ゞ