どーもっ!アトリエ ピンクバレット の國光です。

新サクラ大戦クリアしました(^^)

重要なネタバレになり得る内容や、大雑把な流れや公式で許可されてる範囲の画像や動画を含むので、真っ白な状態でやりたいと思っている人は絶対に読まないで下さいね。

最初の記事で出来が悪いって書き、次の記事でめちゃくちゃ良いって書いたんですが、クリアして改めて考えてみると、「良いところ」と「悪いところ」が両極端な作品だという感想に落ち着きました。

良いところはとても良いと思うんですが、それと同じくらい悪いところも多い作品でしたね。

ストーリーで言うと、ベタな話や思わずツッコミを入れずにはいられないようなキャラの心変わり、それに加えて清々しいほどの超絶ご都合主義という、サクラ大戦の伝統とも言えるノリは健在なんですが、クリアしたあと冷静に思い返してみると、全体的にまとまりがないと言うか、キャラデザと同じく複数人がバラバラに脚本を書いたような印象を受けました。

なんと言うか、一言で言うとやっぱり「稚拙」なんですよね。
僕は過去作をまだ3の途中までしかやってないけど、それら全部に対してそう感じました。

ただ、1〜3のそれは敢えてそうしてると感じる一貫性のある「味」としての稚拙さだったのに対し、今回の新サクラ大戦は一貫性も無く、ただただチグハグなストーリーだったと感じました。
いや、正確にはストーリーがダメなんじゃなくて、説得力が全くないシーンを入れ過ぎと言った方がしっくり来るかも。

面白いところは面白いし、盛り上がるところは盛り上がるんですが、全部を通してみるとめちゃくちゃなんですよね。

例えば序盤から、味方(別の華撃団)の男が大した理由も無くいきなり無抵抗の女の子をタコ殴りにするという理解不能なシーンがあるんですが、その事は全編通してほったらかしにした挙句、その暴挙に及んだキャラがいつの間にやら良い奴みたいな扱いになっていたり、一度強く決心したはずのヒロインが、超甘ったれの腑抜けキャラへと早変わりしたり、いきなり味方を殺しにかかるような別の華撃団がいたり、ヒロインの親父の言動がイカれてたり、そういう「へ?」と思うような流れがいっぱいあるんですよね。

しかもプレイヤーが共感できるような納得いく理由もなく、意味不明なまま強引に話が進んで行きます。

最終的にそういう違和感や矛盾をある程度キレイにまとめるのかと思っていたんですが、結局最後までほったらかしでした。

あの時の言動には「そういう強い想いがあったのか」「どうしても抗えないようなそんな理由があったのか」「そんな辛い過去があったのか」みたいなプレイヤーが共感できるような理由が何一つ用意されてなかったんですよ。

しかもただのイカれキャラのままで終わるのならまだしも、なぜか最終的には良きライバル、良き仲間として落ち着くんですよ。
同じ華撃団のくせに意味も無く散々バカにして敵視して来た連中が、帝国華撃団が活躍し出した途端に協力的な仲間に早変わりです。

なんだコレ??

とにかくそういう「なんだコレ??」がいくつもありました。

脚本が下手くそ過ぎるのか、プロデューサーの指示で止むを得ずそうしたのかは分かりませんけど、僕の印象としては後者で、出来上がったまとまりのある脚本に後から手を加えてグチャグチャにしたような印象が強かったですね。
もしそうでないとしたら、これを考えた奴は相当なバカですよ。

中でも1番最悪なのは、過去作のキャラ達が現在酷い状況に置かれているということを匂わせておいて、それも曖昧なまま終わらせたというところです。

過去作のキャラ達をあえて曖昧な状況にしておき、更にそれ以外にもわざわざいくつか回収しない伏線も作っておいて、最初から続編を売る気が見え見えのやり方には「うわ、いやらしいやり方しょるなぁ」と思うのと同時に、この作品の復活を待ち望んでいた過去作のファンを悲しませるような過去キャラの扱いにはちょっと神経を疑いました。

要は過去作のキャラを餌に使っているという事ですからね。

真の大ボスも健在ですし、結局は引っ張れるだけ引っ張って、最終的に過去作のキャラ達と共に真の大ボスを倒す展開に持って行きたいんでしょうけど、『サクラ大戦』復活が実現したのは過去作のファン達のおかげだと公式で言ってるくらいなんですから、そこはなんとしてでも今作で一旦綺麗に回収しておくべきでしたね。

例え王道中の王道、ご都合主義、捻りのない予想できる展開だとしてもいいから、旧メンバー達との共闘でファンを喜ばせるべきだったと思いますね。
それがサクラ大戦の「味」でもあるんですし。

本当の意味で『サクラ大戦』を復活させ、次回に続けて行きたいと考えるなら、今作で一旦綺麗に終わらせた後で新しい花組にバトンを渡すというのが正解です。

そういうところも含めて「後から手を加えてグチャグチャにしたような印象が強かった」んだと思います。

サクラ大戦を愛してるメンバーの想いと、ビジネスとしか考えてない人間の思惑との作品にかける温度差が激し過ぎて、それがモロに作品に出てしまってるんですよね。

なんて言いましたっけ?あの歳食ってから小金を手にして遊びを覚えた典型みたいな気持ち悪いプロデューサー、龍が如くシリーズの名越とかいうアレです。

いつまでも龍が如くにしがみついて金儲けの事しか考えてないようなアレが関わるとやっぱダメですね。

それ以前に物心付いた頃から悪さばっかして来た人間から見ると、ああいう歳食ってからイチビリ出した勘違い野郎は生理的にイラッとするんですよね。これ、分かる人には分かってもらえると思います。

もし今作が売れたとしたなら、それは田中公平さんや人気声優さん達の力がかなり強かったという事でしょう。

サクラ大戦を愛しているメンバーだけで好きに作れたとしたら絶対にこんな感じにはならなかったと思いますよ。

フルボイスにしなかった事も含め、大人の事情をここまであからさまに前面に出すのはプロとして最悪極まりないですからね。本当にカッコ悪い。

過去作の声優さんらがオファーを何度か断ったという気持ちが痛いほどよく分かります。

あと、『ゲーム』という意味だけでいうと、龍が如くと同じく正直話にならないくらい低レベルなものです。
戦闘もここまで酷くするくらいならシミュレーションのまま行くべきでしたね。

以上が僕の感じた正直な感想なんですが、それでも個人的には楽しめたし、買って良かったとは思っています。

それは田中公平さんの楽曲や、人気声優さん達の演技が素晴らしかったのと、サクラ大戦を愛しているスタッフの想いはしっかりと伝わって来たからです。

ぶっちゃけここでボロクソ言ってるのは名越に対してです。

「もし名越が関わってなかったら」と考えたらなんかそういう人たちが可愛そうですね。

泣くほどではないけど、すみれさんの言葉や令士の言葉など、心に沁みたシーンはしっかりとありました。
僕のようなニワカじゃなくて、リアルタイムでサクラ大戦に夢中になっていた人たちはたぶんすみれさんの言葉で泣くと思いますよ(^^)

結局のところ良し悪しを判断するのがとても難しい作品ですねこれは(^^;;

ではまた( ´ ▽ ` )ノ
塗装&エアブラシ&ガンプラの事はアトリエ ピンクバレットにお任せを(`_´)ゞ