プラリペア+型取りくんでパーツ複製(リベンジ編)
どーもっ!アトリエ ピンクバレット の國光です。
かなり前に“プラリペア+型取りくんでパーツ複製”という記事を書いた事があるんですが、その時は残念ながら「プラリペアでのパーツ複製は無理」という自分なりの結論に至りました。
でも何かモヤモヤした物が残っていましたし、今回ジェスタの制作で複製したいパーツがあったので、もう一度チャレンジしてみる事にしました。
で、結論から言うと「ほぼ完璧な精度で成功しました」(^^)v
前のやり方では何回やってもダメだったので、今回はちょっとやり方を変えて挑戦してみたんですが、今日はそのやり方を記録しておこうと思います。
やり方を変えたとは言ってもほんのちょっと変えただけなんですけどねf^_^;
とりあえず前回上手く行かなかった理由を自分なりに分析してみたんですが、まず『型』と『型に入れる素材』のどちら側に問題があるのかよく考えてみました。
上手く行かなかった時『型に入れる素材』として使ったのはプラリペアです。
プラリペアは使用する際ほぼ液状になるので、どう考えても型に上手く行き渡らないとは考えられないんですよね。
ということは型の方に問題があるという事になるんですが、次に考えたのが、『型取りくん』自体が小さな物の複製に向いてないのか?それとも『型の取り方』がまずかったのか?ということです。
今回の複製はあくまでも『型取りくん』と『プラリペア』で複製できるのか?というチャレンジなので、自分が改善出来るとしたら後者の『型の取り方』しかありません。
となるとあと考える事は「どうやったら型取りくんで精巧な型が取れるのか?」ということだけになります。
だから今回の記事は正確に言うと、『型取りくんで精巧な型を取る方法』ということになりますね。
前置きが長くなりましたが、その方法がこちらになります。
①まず複製したいパーツを準備します。
今回自分が欲しいパーツは別キットの腰サイドアーマーです。
②型取りくんをお湯で柔らかくしてパーツを押し付けます。
この工程が前回と違うところになります。
前回は型取りくんだけの状態でパーツを押し付けてたんですが、押し込む時の圧で型取りくんが外に逃げていたのかも?と考え、今回は入れ物(手元にあった塗料皿)に入れて押し付けてみました。
③型取りくんが完全に固まったら入れ物から取り出します。
④型取りくんは固まっても弾力があるので、軽く広げるようにしてパーツを取り出します。
特に離型剤など塗らなくても綺麗に外れます。
⑤型をまた入れ物に戻します。
これは別に戻す必要無いと思いますが一応。
⑥そして前回と同じようにプラリペアを型に流し込んで行きます。
自分は基本的なニードル法といわれるやり方で流し込みましたが、ある程度先にパウダーを型に入れておいてからリキッドを流し込むやり方でもいいかも知れませんね。今度やってみよ(^ ^)
⑦プラリペアがカッチカチに固まったら④と同じ要領で型から外します。
⑧あとはナイフやヤスリを使って形を整えたら完了です。
表面が少し荒いのでサフを吹いて平さないとダメっぽいですね。
あと、これは応用と言うか1つのパターンなんですが、型に半分くらいプラリペアを流し込んでから固まる前にその上からポリパテを入れてみました。
しっかり一体化しています。プラリペアはめちゃくちゃ硬いんで、厚みのある物を複製する場合はこっちのやり方の方が作業効率が良さそうです。
プラリペアは高価ですしね(^^;
ただし複製の用途によっては使うポリパテも気を付けた方がいいかも知れません。
『モリモリ』は脆い上に気泡も入りやすいのでやめておいた方が無難かも。自分はこういう作業の時『ロック』のポリパテを使うんですが、これは強度もありますし、硬化時間も早いので使いやすいです。
あと、せっかくなんでついでにこんなパーツも試してみました。
これは3つのパーツからなるジェスタの腰サイドアーマーなんですが、軽くバリ取りをしただけで一応組む事が可能なレベルで再現できました。
以上の結果から、今回のやり方なら”プラリペア+型取りくんでパーツ複製”は一応可能と言ってもいいんじゃないでしょうか(^_−)
ではまた( ´ ▽ ` )ノ
塗装&エアブラシ&ガンプラの事はアトリエ ピンクバレットにお任せを(`_´)ゞ