量子コンピュータ

どーもっ!アトリエ ピンクバレット の國光です。

唐突ですが皆さん『量子コンピュータ』って聞いた事あります?

感性だけに任せて言ってしまうと「物凄いコンピュータ」です。

最近この『量子コンピュータ』を日本が開発したらしいとニュースになっているんですけど、これって本当に『量子コンピュータ』と言える代物なんですかね?

もしそれが本当だと言うならこれはとんでもない事なんですけどね。

どんなふうにとんでもない事かと言うと、まず単純に人類は今までとは全く異なる時代に突入したと言う事になりますよ。

今まで一般的には非常識とされていた事が常識に変わるんですから。
地球は平面だと考える事が常識だった時代から、地球は丸い物というのが常識になった時みたいに…
いや、そんな些細なレベルの変革じゃ無いですね。
例えば多世界解釈、いわゆるパラレルワールドですが、これがある事が常識になります。

『量子コンピュータ』の概念をもう少し詳しく言うと、量子力学でいう「量子の重ね合わせ」という状態(現象)を利用したコンピュータです。

「重ね合わせの状態」って言うのは「ひとつの物(事象)が複数同時に存在する状態」の事を指す言葉です。
それを観測した瞬間初めて状態が収束、現実として確定する、といったような事なんですがそれはまた後ほど話します。

この訳が分からない「重ね合わせ」という状態を実際に利用しているとしたら、まず重ね合わせ現象は間違いなくあり、その特性を思い通りに利用できるようになったと言う事になりますよね。

で、その「重ね合わせ現象」を説明する為に使う理論として量子力学ではボルンというエライ人が提唱した「確率解釈」といったような「コペンハーゲン解釈」というものが一般的な物とされています。

ここで重要になって来るのが本来の意味での『量子コンピュータ』の概念というのはボルンの「確率解釈」では無くて、エヴェレットというこれまたエライ人の「多世界解釈」という理論を利用して「並行処理」をさせる物だという事です。

イメージとしては、パラレルワールドを無数に作って、それぞれの世界で別パターンの処理を同時に進行させる事が出来るコンピュータって感じですかね。

α世界線では1+1、β世界線では1+2、γ世界線では1+3、δ世界線では…という風に。

もしそんな物が実際に完成したんだとしたら、並行世界(パラレルワールド)の存在が常識となる時代に突入したと言う事です。少なくともミクロの世界では。

そうなると素因数分解が苦手な今のコンピュータの弱点を突いて作られた暗号なんて一瞬で解読できてしまうので、現在使われている暗証番号なんかは全く意味の無い物になってしまいます。
そりゃそうですよね。無数の計算を全て同時進行して無数にある可能性の中から瞬時にその答えを出してしまうんですから。

そうだす。本来の意味での量子コンピュータという物はヨルムンガンドのココになれてしまうようなとんでもない代物なんです。

それこそもう「シンギュラリティ」はすぐですよ。

それにしては世間はそれ程騒いでませんよね(・・?)なんで??

D-Waveが量子コンピュータを開発したと発表した時も、フタを開ければ実際は『同時並行』では無くて、ただ単に『最適化』に特化していると言うだけでしたからね。

今回日本が開発したこれも重ね合わせを利用しているとは言ってるものの、実際は量子力学を応用していると言うだけで、同時並行処理が出来る物とは全く違うでしょう。

なんか最近量子コンピュータの定義が本来とはちょっと違う意味合いで使われるようになって来てる事に納得出来ないのは自分だけでは無いハズです。

量子の振る舞いは何となく分かって来たものの、その仕組みがよく理解できてない今の時点でそんなコンピュータが作れる訳がないんです。

残念ながら量子論はまだそこまで進んで無いし、並行世界が確実にあると断定された訳でも無いです。
量子論を破綻の無い完璧な理論にする為には並行世界があった方が都合良い…
程度の物で、あくまでも仮説、可能性に過ぎません。

今回ニュースになってるこれはただの「スーパーコンピュータを超える次世代コンピュータ」、つまりはスーパーサイヤ人2って事なんでしょう。

スーパーサイヤ人3であろうがスーパーサイヤ人4であろうがスーパーサイヤ人である以上は決して量子コンピュータとは言いません。

スーパーサイヤ人を超越した理解不能な、それこそデタラメな存在が量子コンピュータですからね。

それをたかが次世代のコンピュータを作ったってだけで何でもかんでも量子コンピュータと言うのはおこがましいにもほどがあるハナシです。

重ね合わせの話に戻しますが、観測して初めて状態が確定(収束)すると言う事は、逆に言うと観測するまでは不確定の状態の物が同時に無数に存在していると言う事です。

上に書いたような内容を説明する時に『シュレディンガーの猫』という思考実験が定番のように語られますが、あんなセンスの無い説明よりもっとイメージしやすいようにフレームアームズ・ガールのフレズヴェルクで説明しますね。

まずこのフレズヴェルクを見て下さい。

これは誰がどう見てもこの画像通り直立しているフレズヴェルクです。

このフレズヴェルクのポーズは自分がつけた物ですが、ここではフレズヴェルクがアニメのように自分の意思で自由に動いていると解釈して下さい。

自分はフレズヴェルクを箱に入れてこう言いました。
「箱に蓋をするから自由にポーズをつけて欲しい」
「蓋を開けた時にとってるポーズを撮影する」と。

結果自分が蓋を開けた時にフレズヴェルクがとっていたポーズが上の画像の直立ポーズでした。

では以下の画像を見て下さい。

指を指すフレズヴェルク。

ファイティングポーズのフレズヴェルク。

武器を持つフレズヴェルク。

臨戦態勢のフレズヴェルク。

ちっこい方の武器を構えるフレズヴェルク。

とりあえず6パターンしか用意して無いですけど、それぞれ別パターンのフレズヴェルクです。

今回は自分が蓋を開けて観測した時、たまたま直立のポーズでしたが、蓋が閉まっている間のフレズヴェルクはどんな状態だったのか分かりません。

問題はこの蓋を開ける前のフレズヴェルクはどうなっていたのか?という事です。

直立だったのか?
指を指すポーズをしていたのか?
ファイティングポーズをとっていたのか?
武器を持っていたのか?
臨戦態勢だったのか?
ちっこい武器を構えていたのか?

普通で考えると、ただ予想できないだけで蓋を開けなくてもフレズヴェルクが中でどんなポーズをとっていたかは現実としてはっきりと決まっていたはずです。

でも量子の世界では蓋を開ける前のフレズヴェルクは「直立ポーズの状態」「指を指すポーズの状態」「ファイティングポーズの状態」「武器を持っているポーズの状態」「臨戦態勢のポーズの状態」「ちっこい武器を構えるポーズの状態」が全て同時にそこに存在すると考えるんです。

この蓋が閉まっている時のフレズヴェルクの状態の事を「重ね合わせの状態」と言います。

どういう事かと言うと、とにかく自分がフレズヴェルクを観測、つまり目で確認するまではこの6パターン全てのフレズヴェルクがそこに同時に存在しているんです。
フレズヴェルクが6体あるという事では無くて、1体のフレズヴェルクが同時に6パターン存在しているんです。
この場合は6パターンしか画像が無いので6パターンと言ってますが、実際は無数のパターンのフレズヴェルクがそこに同時に存在しているんです。
それを見た瞬間、厳密には何かが干渉した瞬間に1つのパターンに収束、現実として状態が確定するという事です。
今回確定したのはたまたま直立のフレズヴェルクだったという事になります。

何を言ってるのか意味が分からないですよね?
「バカなの?」「あんたバカ?」「バッカじゃないの?」
って言われても当然ですよね?

じゃぁ、今回たまたま確定した直立フレズヴェルク以外に同時に存在していたハズの残り5パターンのフレズヴェルクはどうなったの?
って事になりますよね?

自分が観測した瞬間に世界は6パターンに分岐したんです。

直立パターンに収束した世界。
指を指すパターンに収束した世界。
ファイティングポーズのパターンに収束した世界。
武器を持つパターンに収束した世界。
臨戦態勢のパターンに収束した世界。

という具合にそれぞれのパターンに別れたそれぞれの世界が現実として同時に進行し続けるんですね。

もう一度言いますが、今は6パターンで説明しているだけで、本来は無数のパターンに分岐します。
「重ね合わせ」が可能性や確率の話であるならハッキリ言ってこんなもん無限ですよ。

そしてこの無限にある多世界もまた同じ宇宙、同じ時空に「重ね合わせの状態」で存在していると言うんです。

『量子コンピュータ』っていうのはその無限に分岐したそれぞれの世界で、それぞれのフレズヴェルクに並行処理させる事ができる仕組みのコンピュータを指すんです。

このフレズヴェルクを使った「多世界解釈」の説明はせいぜい並程度の知能である自分が自分自身にも理解しやすいように感性的に説明している事なのでちょっと極端な例かも分かりませんが、まぁイメージとしてはだいたいこんな感じと思ってもらえれば良いと思います。

「生きてる状態の猫」と「死んでる状態の猫」が同時に存在しているだとか言ってるけど、エライ人達が言ってることを、自分のような並でも解るように言うと結局はこのフレズヴェルクの話みたいな事を言ってるんです。

振ったサイコロが止まるまで1〜6の何が出るか分かりませんよね?止まった時に初めて6パターンのどれに確定するのか観測することが出来ます。
厳密に言うと6パターンだけじゃ無いですよ。斜めに止まるかも分からないし、割れてしまうかも分からない…確率でいうと結果は無数にある事になります。
要はこのサイコロが転がってる状態が「重ね合わせ状態」という事です。

とにかくは結果としてその状態が確定するまでの「どの結果になるのか分からない段階」つまり「確率でしか分からない状態」の事を「重ね合わせの状態」なんて良く分からない表現をしているだけです。

一般ピーポーから見たらただの確率論をややこしくしているだけです。

仮にもし実際にパラレルワールドがあったとしても今は絶対に証明することが出来ません。
観測した瞬間に収束するんですからね。
リーディングシュタイナーという特殊能力でもあればまた話は別ですが、今のところ自分にはそれを持っているのはオカリンしか思い当たりませんw

もしかするとデジャヴは別の世界線同士が一瞬リンクした時に起こる現象なのかも知れないけど、それもまた誰にも証明する事が出来ませんし。

まぁ自分が思うにこんなモノ「確率でしか分からない状態」を認めたくないだけの屁理屈でしょ(^^;)

ちなみにボルンの「確率解釈」という理論は、直立パターンのフレズヴェルクが確定した瞬間、残りの5パターンは消滅し、直立パターンとして収束した世界だけが現実として続いていく、という解釈です。

これも何かそれっぽい言葉を使ってますけど、要するにジャンケンしてグーを出した場合、その状態を説明するのに「グーを出したからチョキとパーを出したパターンは無くなりました(キリッ」って言ってるだけのハナシでしょ?

そんなん当たり前やん。

確定していない状態から生まれた現実はやっぱ確率以外では説明出来ないんですよ。
今のところ人類はこれを「運」とか「運命」という不確か極まりない言葉で説明する事しかでき無いんです。
仮にもしこの不確かな物に何らかの法則性があったとしても、人間にはそれを想像する事も理解する事もできないんですよ。
それこそ虫が人間の言葉を理解できないような物です。

ただ、物理学者の凄いところは、この普通は「当たり前やん」って流すような事、「運」とか「運命」と呼ばれるような事を、「どういう仕組みでそうなってんねん」と、とことん突き詰めて行くところです。

自分はまだ今の段階で『量子コンピュータ』や『量子通信』マクロレベルでの『量子テレポート』なんかは不可能だと思ってますけど、そんな尊敬すべき頭のおかしい人達がいる限り、いずれは全部可能になる時代が来ると考えています。

と同時にもし人間ごときが世の全ての仕組みを理解した時、それは宇宙ごと世界が崩壊する時だとも思っています。

今回記事にした内容は世界中のエライ学者さんでもきちんと破綻無しで説明出来ないレベルの「曖昧で訳が分からないハナシ」を、ただ興味があるってだけで、物理など勉強した事も無いような完全な素人が自分なりにイメージしやすいよう書いただけなので、この手の話に興味がある人は本格的な参考書なんかで調べる事をお勧めしておきます(^_−)−☆

ではまた( ´ ▽ ` )ノ
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